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■野菜+ビーフ
このblogを始めてだいぶん経つので,当然少なくとも一度は言及されている店であるハズかと思っていたのだが,blog内検索かけてみるとないコトが判明。わたしの中で都内カレーの5本の指に入るオキニイリ店なのに記事がないとはね。そうしょっちゅうは勿論行けてないけど,それでもタマには行っているハズなのだが。 ココのメニューの特徴は野菜カレーにつきる。いや,カレールーも美味しいんだけど,しかし,ココの野菜カレーは,大量・多種類の野菜の素揚げが乗って来るんである。 メニューは,「野菜カレー」の他に,「ビーフ」「ポーク」「チキン」「ホタテ」「アサリ」「エビ」とある。で,これと,「野菜+(各種動物性)」と云うオプションが選べる。 ので,この店に行くと最近は大概「野菜+ビーフ」を選んでしまう。チキンも結構良いのですが。シーフード系は,これらを更に「ミックス」で頼めると良いんだけどなぁと思いつつ,まだ試したコトがない。しょっちゅう行ければそう云う脇道も試せるんだろうけれど,久々に行くとなるとどうしても自分の中での定番メニューを頼んでしまうコトになるのだ。当然だが。 さて。野菜+ビーフカレー。割と大きくてちゃんと深い舟形のステンレスプレスの皿の片隅にご飯のヤマ。そして,全体の2/3くらいがカレールーの海である。ココに,とても良く柔らかく煮込まれたでっかいビーフの塊がごろんごろんと3個くらい沈んでいる。牛はバラ肉とランプを混合して使っているようだ。ランプに当たるとスジがわらわらとはがれる感じ。バラにあたるとステキな脂身が。 さて,その上に更に,大量の野菜の素揚げが乗って来るのである。始めの頃は数え上げたりもしていたが,最近はもうただただ食べるのみである。でも,記憶に残っている範囲だけでも,今日は, ふきのとう・キャベツ・ピーマン(緑・赤・黄)・アスパラ・ブロッコリー・トマト・かぼちゃ・じゃがいも・しいたけ・エリンギ・タマネギ・こんにゃく と云ったアタリが入っていた。緑色の野菜が多くて,出て来た瞬間に「目にも春」な感じがしてそれがまた訴えるモノがある。そして,それらが煮込まれているのではなくて,素揚げでカレールーの上にどっさり乗って来るって処がコノ店の「発明」と云うかオリジナリティと云うか特徴で,非常に成功している。勿論,これらの野菜の種類は季節に依って変わるのだが,とにかく常に大量。そして楽しめる。 カレーも結構独特。スパイスがたいへん香り立つ,爽やかな感じの香りがメインの,サラリとしたカレールーである。カルダモン・クミン・コリアンダー系列ではないかと想像。喰っているとクローブの塊は結構出て来るし,とにかくスパイスは惜しみなく,かつ程よいバランスで使われているのである。 ちなみに辛さは5段階。僕は今日は4を喰った。3で十分辛い。甘口は喰ったコトないんで解らないけど,比較的辛い目設定な店である。でも,上の辛さ段階にすると無闇とただ辛いダケと云う風にはしていない。単なるなんつーか度胸試しとかじゃなくって,十分にカレーを楽しめる範囲の設定。 そして。この店のカレーのもう一つの特徴は,量が多い(僕らがノーマルサイズ食べても十分お腹一杯になる)コトと,それから,カレー全体に占める,サラっとしたカレールーの割合が非常に高いコト。である。供される「ご飯の量とカレールーの比率」を調べて回ったなら,ひょっとして日本で一番カレールーの割合の高いカレー屋なんじゃないかと思うくらいだ。但し,いわゆるスープカレーを除くとして。 もう,ご飯が余るカモみたいな不安を全く感じるコトなく,ルーを楽しみ,ルー+野菜を楽しみ,そしてカレー+ご飯を楽しむコトができる。 とにかく素晴らしい。 繰り返すが,ココに行ったら,野菜カレー,あるいは「野菜+オプション」なのを頼むコト。時折,ウェッブ上の記事とかで試してみたけど大したコトなかった,みたいなコト書いているヒトに限って,何故か野菜オプションを付けてないんだよな。勿論,カレーの趣味は百人百様だし,それから,野菜キライなヒトも居るだろうから,そう云うコメントになるヒトも勿論,居るのだろうけれども。 嗚呼。喰った端からまた喰いたいのである。
by electrostatics
| 2006-02-28 23:30
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