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淡々生活(目標又は希望)
by electrostatics
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- と云ってもですな。例によって結局,件のチョー親切な大家さんが,家で余ってるのがあるんだけど?と云って結構安く売ってくれたので,「車を探す」「車を選ぶ」と云った「入り口プロセス」の経験は全くないまんまなのであるが。それに前後するいくつかの見聞をメモしておく。
- イギリスで車を運転するにあたって必要なのは,MOT(こちらの車検)とロードタックス。それから自動車保険である。
- あ,勿論,自動車免許と。ワシの場合は1年間の滞在なので,日本の免許+国際免許。国際免許の有効期間が1年なので滞在1年以内の場合にはこれで済ませて良いとのコトである。これは例えばオランダでは事情が違って,国際免許の有効期間は1年ではあっても連続して3ヶ月を超えて同国に滞在する場合には現地免許への書き換えが必要と云うコトになっている。但し,日本の免許から自動的に書き換えてくれる。英国もそうで,1年以上の長期連続滞在なら日本の運転免許から英国のものへの書き換えが必要。このとき,書き換えのために提出した日本の免許は返してもらえないとかなんとか。そんな話があるようだが,未経験なので詳細不明。
- 尚,念のためメモしておくと,通称「国際免許」って呼んでいるのは,実は日本の免許のオーサライズド「英訳証書」である。つまり「本体」と云うか「実体」はあくまで日本の免許証なのでアリ,但しそのママ提示しても先方で「読めない」から,ちゃんとした「英訳」を別に用意しておきましょう。と云うコトなのであり,運転するには「本体部分」である「日本の免許」を同時に持っている(提示できる)必要があるのである。
- サテ。前置きが長くなったけど。MOTとロードタックスは「車に付いてる」。つまり支払いが登録番号(ナンバープレート)を持つ車両に対して行われる。ので,たとえば中古車売買の場合など,「MOTが後何ヶ月残ってます」と云うような情報が開示されるのが普通である。
- 一方,自動車保険は,「人と車のセット」に付く。つまり,車主体で云うと「運転者限定の保険」しか存在しない。契約するのは従ってヒト。で,但し,「この車を運転」と言う限定で契約する。つまり,日本で云う「ペーパードライバー保険」みたいなのがないのよね。それから逆に「この車は誰でも運転可」な無制限的オプションなんかない。ので,従ってつまり,英国では,絶対に「ヒトの車を借りて運転する」ことができないようになっているのであります。
- 保険の種類は乱暴に言うと「third party only」と「comprehensive」の2種類で,つまり,第三者に対する障害の保険と,それに自分の車の損害やら盗難やら,車部分にかける保険を加えたモノを選べる。ちなみに,third party onlyが法定の「必ずかけなくちゃいけない」保険のようであるが,その「最低」契約で「対人無制限」にちゃんとなっている。これってある意味当然だよね?と思うんだけど。
- ちなみに,third party onlyでもオプションで搭乗者保険をつけることができる。
- と云うような事情なんで,来る前に海外旅行保険で損害保険の「自動車運転免責」条項を外すオプションを設定・購入しておいたんだけど,イギリスで運転する場合にはあんまり意味なかったようでありますナ。ちなみに,僕が買った海外旅行保険(1年)に含まれる損害保険の「自動車運転免責」オプションには「現地保険でカバーできない分を払う」云々との説明がパンフにはあったんだけれど,後になって聞いてみたら,自動車自損事故の場合には免責額が100000米ドル(アメリカの保険会社なんで)。つまり1200万円くらいあるのだそうで,こちらで現地保険に全く入らないでスムと云うような安易なシカケには流石になっていないのである。逆に考えれば当然なんでしょうけれども。
- 最後に。一般に日本でもそうだけれど,自動車保険の場合,無事故(あるいは保険クレームのない)期間が証明されると,それに応じてディスカウントがあります。5年無事故で最大50%とか60%の割り引き。これは大きい。日本で自動車保険に入っている場合,これは,必ず保険会社に「クレームがなかった期間」証明書(英語版の)を作ってもらっておく必要がある。
- それがない場合。ワシのような日本ではペーパードライバーの場合には。自動車安全運転センターの発行する「無事故無違反証明書」(日本語版)でも利用可能な場合がある。ので,とりあえず取得しておくことがお勧め。
- 英国の場合,日本人専用で自動車保険を扱っている保険コンサルがあって,日本語版の上記証書で割り引き計算してくれました。あちこちのイギリス(生活)ガイドにも出てくるので評判が良いと云うかデフォルト的な扱いをされているようである:→モーター一番@Cosmos Risk Solutions。
- それから。所有権移転の手続き。個人対個人でも非常に簡単で。
- イギリスではDVLA(車両・免許登録センター)って処がつまり車両登録その他の業務を一手にやっているらしいんだけれども。ココの所有権移転の専用用紙に住所氏名など必要事項を記入して,売り手と書い手がそれぞれサインしたら,そのフォームを「郵便ポストに投函」する。オシマイ。
- さてそのようなワケでして。イギリスで車を買う場合。とにかく,自動車保険が成立していないといけないワケですが,それには必ず車種情報と自動車登録番号が必要なんですね。車を確定させないと保険額が計算できないようになっているんである。従って,購入手順は:
- 自動車を探して
- 予約若しくは購入
- 名義の書き換え手続き。上記。投函して手続き終了の連絡が来るまでには2~3週間以上かかる。が,とにかく売買契約にサイン(上記車両登録の持ち主移転登録用紙にサイン)したら次に進んで良いようだ。
- 車(車種だけじゃなくてつまり登録番号)が決まったら,その情報を元に保険を購入。
- 実際に納車。
と云うコトになるようである。 - 尚,ワシは上記「モーター一番」で保険を購入したんだけど,ネットのフォームから情報を入れた後,最後にちょっとダケ電話でも相談した(勿論日本語で)のだが,その最後に電話をして支払いのカード番号とかを伝えている端から「保険開始日は明日でも設定できる」とのコト。金さえ通れば?仮契約は発生するようでした。だって,
- その後で「申込書を」「送付してくれて」,それにこちらがサインして送り返す(その時に,無事故証明書も同封せよとのコト)。それで「本契約」成立。となる運びとの説明でした。が,その途中で仮契約状態で車の運転はしてかまわないとのコトでした。一事が万事のこのイギリスで,こう云うコトはこんなに手回しの良い設定になっているのかと,ちょっとびっくりしました。だって保険契約に関連するコトだから,たぶん,だけど,この会社だけじゃなくって一般的にそのようになっているってコトなんじゃないのかな?詳細不明ですが。
by electrostatics
| 2007-04-21 01:25
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