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■結論:不味い。もう絶対二度と行かない。
たぶんもう数年前になるのだろうが,恵比寿だか何処だかに出来て,一部でカナリ話題になっていたとんかつ屋が,どうやら最近,商売の具合が良くって結構ハデにチェーン展開しているようなのであった。曰く,薄切りにした豚肉を何枚も(曰く25枚だか30枚だか)積み重ねて,それに衣を着けてトンカツにする。と,それはもう柔らかく,そして肉汁がその薄切りにした肉の間からじゅわじゅわとしたたって云々。めくるめくトンカツイメージではないかいな。最早,話題と云うより寧ろ伝説と化していた(と云うか僕のアタマの中でものすごくイメージが膨れあがっていた)この店には,前々より,是非是非一度は行ってみたいと思っていたのだ。が,タマタマ先々週,銀座で昼飯処を求めてフラフラしていたら,ナント中央通りの結構良い場所のビルに看板を発見。コレは行ってみなくては。と云うワケで,行く。 薄切り肉を積み重ねると云うシカケ上,いろいろ挟み込んだりできるようで,種類はたくさんあるな。チーズ挟んだり,梅シソ挟んでみたり。しかぁぁしぃぃ。 僕の中には「高級でダメなトンカツ屋を見つける為のたった一つのルール」と云うのがあるな。それは,実にシンプルなルールで,トンカツが,スノコだの金網だのに乗っかって出てくる店。と云うモノである。これまでのトンカツ屋遍歴の中で実に100%。そう云う店のトンカツは妙に油切れが悪くてダメダメなのであった。 そして。キムカツに於いても残念ながら,トンカツが出て来ると・・・ソレは金網に載せられて粛々と現れたのであ〜る。残念! 柔らかいが,そんなにジューシーでもない。薄切りを積み重ねてカツにする,と云うそのオリジナリティ故,揚げ方が結構,難しいのカモね。切り口から肉汁じゅばじゅばとか云うのを想像していただけに,意外と云うか,寧ろ驚く程に肉はパサパサになってしまっていた。これまた残念。 ひょっとすると,オリジナルのオリジナルの本店のその木村某とか云うヒトが作った最初のキムカツは,とてつもなく美味なのカモ知れない。と云う妄想がよぎると云うか残ると云うか。ソレ程に,その「伝説の」トンカツとやらは,かえって驚く程に大したコトなくって(寧ろはっきり云ってダメであり),値段は十分大したコトがあるのだった。残念。 っつーか,この伝説の作り方で,一遍,家で作ってみようかしらん・・・。という気にさせるわね。 店はとても混んでいた。注文してから出て来るまではちょっと時間が長かったのは,混んでいたからカモ知れない。ただ,注文すると最初に直ぐに,カツとは別皿でキャベツの千切りを山盛り持って来てくれて,お代わりもできるコトになっている上に,店員は客をほったらかしじゃなくってちゃんとキャベツお代わりを勧めに来てくれた。その点はまぁ多少評価できるカモ。つっても,肝心カナメのカツがコレじゃぁねぇ。 妄想が勝手に膨れあがっていただけに,とにもかくにも非常に残念。 それもこれも,最初に行った「矢場とん」銀座店(名古屋のミソカツの店が銀座上陸)が盆休みになっていたのが全ての敗着なのだった。ぐぞー。
by electrostatics
| 2005-08-31 21:02
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