|
淡々生活(目標又は希望)
by electrostatics
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
|
- 会議1。
- 「祝万」とか「取りますた!」とか「ムキー。踏みそびれたグヤジィ」とかのコメントがたくさん書き込まれるのかと・・・か云うコトは全くないようで。本日も静かな一日でございましたナ。尤も,当然カモ知れないけど,昨晩にも「万取合戦」みたいなクリック叩き合いにも全然なってなかったし。いやまぁ,どうでも良いっちゃーどうでも良いんですがね。
- 日銀総裁がいわゆる村上ファンドに個人資金を入れていたと云うのが問題になっているようなのだが,ワシには意味が全く解らない。
- 勿論,村上ファンドが裏で悪さしていたのは悪いだろう。しかし少なくとも表向きまっとうに活動している投資ファンドに金を入れるのが悪いと云う理屈は全く通らないのではないか。いや,村上ファンドが昨今キナ臭い状態になった時に降りる,と云う選択肢はあったのではあろうけれども。しかし,日銀総裁就任を機に降りる「べき」と云う理由がない。
- 寧ろ,個別株に投資するよりも,投資顧問会社を挟んで自ら直接の個別投資行動をしない,と云う方が「公正」なんじゃないか。と,何処かで書いているヒトもいたが,その通りだと思う。
- そもそも一定のお金を持っていたら,それをどう扱おうが,それは全て,「投資判断」であるコトになるのであって,日銀総裁が「投資をしてはいけない」と云ったら,それはつまり「金を持っていてはいけない」と云う意味にしかならない。
- 株に投資しなければ,どうするのか。貯金するのか。貯金と云う投資先を「選択」するのは公正なのか。しかし日銀総裁はまさに公定歩合を決める立場にあるのではないのか。「銀行預金」の利子を決める,あるいは大きな影響を与える立場にあるヒトが,その銀行(やら郵便局)に預金をするのは「公正」なのか。
- いわゆるひとつの郵政民営化(郵貯民営化)とペイオフ解禁下で,日銀総裁がどの金融期間を選んでどの金融商品で「貯金」だか「預金」だかするのが「公正」なのか。
- では,「箪笥貯金」なら良いのか。しかし,箪笥貯金と云うのはつまり,資金を現金化した状態で維持すると云う「投資判断」であろう。つまり,インフレではなくてデフレ傾向が続けば相対的に現金の価値は上がる。サテ,インフレ・デフレコントロールをその最大の活動目標とする中央銀行総裁が,箪笥預金なる投資行動を取るコトは「公正」なのか。
- 国債は?しかし日銀は買い取りオペなる即ち日本国債を中央銀行が買い取るとか云ういんちきぎりぎりの方法で国債価格を買い支えているのではなかったのか。そのような投資先を中央銀行総裁が選択することは「公正」なのか。
- とまぁそんなこんなで。投資先に投資ファンドを選ぶのは寧ろ,最も「公正」な選択肢のようにワシには思えるが。
- その投資顧問がたまたま悪さで捕まったトサ。と云う話しなのだが。それはまた別の問題である。
- その騒ぎにしても。悪さは悪さで悪いのだが,しかしどうにもワシには
- 「儲けるのが悪いんじゃなくて,結果として儲かったヤツは許せない」と云う風にしか聞こえない。のでどうにも哀しいと云うかクソと云うか。
- だいたいからして「投資」を「ばくち」と呼んで蔑んでいるのですか?しかし株式取り引きは「まっとうな取り引き」として毎日のテレビに新聞にその結果が報道されているのではないのですか。
- 「儲け主義がイケナイ」と云うのなら,書店にある「(株で,或はその他の方法で)儲ける方法」云々のありとあらゆる書籍は「反社会的」だと云うコトになるけど。いやまぁ,ひょっとしたらそうなんだけど。
- 個人をそのような悪い儲け主義へと誘い踊らす「証券会社」と云うのは「悪の組織」であると云うコトになるけど。だったら法律で禁止すれば。
- 実際,個人を手玉に取って踊らせ,ばくちに失敗させて,大きな資本へと個人の可処分資産を吸い上げているところのあのヤツラと云うのは巨悪なのカモ知れないけども。しかしそれを云うなら,そのようにこそ主張するべきなのである。
- 単純だ。個人が株を売買してはいけないコトにすれば良いのである。しかしそれってとてもじゃないけどマトモな結論じゃないですね。
- 日銀総裁を批判している連中は,ではそれぞれが個人資産を運用していないのか?日銀総裁がその政治的立場を理由としてやってはいけないコトなら,全ての政治家・政党もまた,そのような資産運営をするべきではないのである。しかして上記したように,もしそのような資産運営がいけないと云うのなら,箪笥預金を含めたあらゆる「投資先選択肢」が,選ばれた瞬間に「不正」となるのではないのか。
- つまり,この議論には意味がないのである。
- 「たったの5年だか10年だかで,1000万円が倍になったらしいノヨ,オクサマ」「キィーそんなの許せな〜ぃ」とかなんとか。結局そんな下世話な話しなのでは。尤も,ワシらのへそくりのようなハシタ金では,村上のような(まっとうでさえあったなら)やり手のファンドに受け付けていただけないらしい。と云うコトなのか。どうなのか。
- それにしたって一般論としては,元本保証されてないワケで,やり手の投資顧問が一発しくじったら(実際しくじってましたね。最後には),どうにもならんと云う話しもあるし。リスクを踏んで投資してリターンがあったら許せないってコトなの?
- とかナンとか書いておったらば。本日の報道では,福井君は個別株も保有しているのだそうである。「道義的」にはそっちの方がよっぽど問題であろうよ。就任前に事情により保有していたモノであるにしても,就任後に一切売買していないにしても。寧ろこのアタリはちゃんとルール化してないと問題だと思われるわね。
- 前の米国FRB議長の場合。自分で株の売買はできない代わりに,実は女房が投資顧問だかファンドだか営業していて,そっちの運用にまかせてステキに非常なゲインを得ていたと何処かで読んだコトがあるが,それはそれでなんだか釈然とはしないような気もしないでもない。にしても,ソコに線を引いておけば良いと言う明確なルールがあるってんなら,それはそれで良いのであろう。
by electrostatics
| 2006-06-15 21:37
|