来客があったら,一度は(一晩は)Roast Beefを作ろう。と云う感じになっているその理由ですが,
- なにはともあれ「イギリス料理」的範疇に入るであろう。
- 見た目がハデで麗しい。
- 作るのが簡単。オーブンに入れてほっとくダケで大勢分がまとめてできる。
- 残ったら冷蔵庫に入れておいて冷めたヤツを薄切りにしてサンドイッチにできる。
- そして安い。
最後の「安い」ですが,リブアイの塊肉を買って,200円/100gくらいでしょうかね。ポンド高・物価高云々と云っても確かにスーパーで購入する食材価格に限っては確かにそんなに大したコトないカモ知れない。普段使っているのが比較的安いメのスーパーだと云う事情もあるのカモ知れません。もとより,牛肉のクオリティは和牛とは全く異なりますが,ローストビーフにすると「確かにこんなモンだよね」という具合にアガリますのです。
サテ。そうしてローストビーフと云えば,ホースラディッシュなのである。ところが,野菜売り場をイロイロ見て回るのですが,ホースラディッシュが見つからないではありませんか。アレ?なんかポピュラーな食い物なんじゃないの?と思っていたのだが,ありました。瓶詰めのホースラディッシュソースである。どうやらコレを使うらしい。日本のチューブの山葵みたいに単なる摺り下ろしではなくて,摺り下ろしたモノに更にビネガーとかなんだとかイロイロ入れて作る,「ホースラディッシュソース」と云うモノである。更にその「基本形」に「生クリーム」を入れて作った,「クリームでのばしたヤツ」って云うのと2種類ある。
このホースラディッシュソースですが,
- まず,結構辛いっす。間違って一度に多量に口に入れるとツーーーンと来ますです。
- 第二に。コレをつけると,なんちゅーか,いかにもローストビーフ的な味になりますナ。面白い。たぶん,どんなに安い牛肉を焼いてもこれをつければイキナリ,ローストビーフ化する。のではないでしょうか。と云うくらい,味を決定的に支配してしまいます。なので,多少はマシな肉でローストビーフを焼いたなら,初めはあくまで塩・胡椒で召し上がるのをオススメします。それから,ちょっとホースラディッシュソースで召し上がるのも一興でせう。
- 第三に。このホースラディッシュソースですが,ローストビーフ以外にも結構合うんですね。特に,クリームで伸ばしてあるバージョンの方をサラダにかけていただくと美味です。但し勿論,あんまり入れるとツーーンとなりますので要注意。クリームで伸ばしてない方は,たぶん,マヨネーズとか醤油とかと合わせても具合良く合うのではないかと思います。そう考えるとイロイロな使い回しかたがあっても面白いでしょう。今度,サーモンを焼いて,これをソースにして食べてみようかしら。とか。そんな感じです。