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昨日はラボメンバーのE君の結婚式及びそのパーティーがHarewood Houseで行われまして,ソレに参加して参りました。
珍しくも賢くも好天に恵まれ,非常に美しい場所での楽しい式でした。 「式」は無宗教式にて執り行われ,そう云う選択肢が存在するコト自体が現代イギリス的なのだと思うのだけれども,非常に興味深かった。無宗教式は云え当然のコトながら,伝統的文化的な文脈によって我々が印象する処のキリスト教式セレモニーの影響を色濃く受けておるのである。 式場はこじんまりしたチャペルでこそないモノの縦長の部屋であり,真ん中の通路を挟んで左右に列席者用席が配置されておる。左側が新郎側・右側が新婦側である(最初,反対に座っていて移動させられました)。正面テーブルに神父牧師の代わりに,市役所のヒト?だかとにかく結婚登録所?のヒトが来て待っておる。開式に先立って新郎はそのベストマンと共に既に部屋に入っている。開式が宣言されると,扉が開いてフラワーガール・ブライズメイドが入場し,そして新婦が新婦の父に付き添われて入場。とまぁ,つまり,いわゆる我々が印象しておる処のキリスト教式セレモニーと全く同じなのである。 神父牧師の代わりに役所の係りのヒトが,この二名が英国法律の名の下に結婚する旨を宣言し,新郎新婦はそれぞれナニやら(英語なんで良く解らなかったワケなんだけど)誓いの言葉を述べる。いわゆるキリスト教式で想定されているのに非常に似ているけど,微妙に変えてあるトコロがまたなんとも興味深い。宣誓の後,指輪の交換がある。指輪はベストマンが持ってくる。このアタリは全く「伝統的」展開にのっとっているワケだ。そして,新郎新婦は神父牧師の代わりに役所の係りのヒトの前で「書類に署名」する。かくして神父牧師の代わりに役所の係りのヒトが列席者に向かってこの二名がたった今,(神の前でではなく)列席者の前で法律の名の元に夫婦になったコトを宣言し,新郎新婦が退場する。 そうか。「説教」と「賛美歌」がないのが最大の違いか? とまぁそのような次第。それから,晴れていたので庭に移って,飲み物が出る。この間,皆々がくつろぎつつ,新郎新婦はあっちへ行ったりこっちへ連れて行かれたりして写真を取りまくられていてたいへんそうである。それから各種組み合わせで集合写真。 それから,室内へ移動して会食。 食事がひとわたり済んだあとで,ケーキカット。それからお茶が出て,カットしたケーキの一部も(コースのデザートとは別に)ひとかけずつ配布された。最後に,新婦の父の挨拶。新郎挨拶。ベストマン挨拶。 これでだいたいオシマイ。オヒラキ的雰囲気になった頃,列席者はなんとなくバラバラと云うか順々に新郎新婦に挨拶に行き,このときに,グリーティングカードを渡しているようである。グリーティングカードと一緒に現金をつつんでいるようにも見えた。詳細不明だが,どうやら現金を渡すのも失礼にはあたらないようである。 ウェッブなんかでちょっと調べてみると,事前に「ウェディイングリスト」が回ってどうこうと書いてあるけど,少なくとも今回はそう云うシカケではなかったようであるなぁ。詳細やや不明。 ともあれE君おめでとうございます。
by electrostatics
| 2007-08-31 20:35
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