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■Aberlour
A95沿い,小さな街(Aberlour)のハズレにこの蒸留所はあります。道沿いにあるので見逃す心配はありません。 Aberlour蒸留所のツアーは素晴らしい。ゆっくりと案内してくれるし,途中でウォート(麦汁)とウォッシュ(ウォートを発酵させたモノ。蒸留する前のアルコール発酵液)の味見をさせてくれる。当然のコトながら全く美味しいモノではありませんけれども。ウォートは妙に甘ったるい液体で(つまりはデンプン水溶液ですからな),ウォッシュは良く云われているようにビールのできそこないのようなモノである。酵母の種類も濃度も違うんだろうけれども,非常に酵母臭いし。 写真もワリと撮らせてくれる(勿論,撮って良い場所悪い場所のコントロールはある)。一般論としては写真撮影は結構厳しい処もあるようです。コレは,ヒミツ云々よりも,アルコール蒸留所で必然的に可燃性蒸気が蔓延しておるので,安全上の配慮による処が大きい模様。フラッシュ炊かないで済む(最近の高感度デジカメみたいな)カメラの方が持って行くのには良いでしょう。 そしてそうして。最後に「試飲」させてくれるのだけれども,ソレが非常に素晴らしく嬉しいのです。熟成してない蒸留したてのアルコール(3年以上熟成が経過していないアルコールはウィスキーと呼んではいけないのだそうで),バーボンキャスク14年とシェリーキャスク14年(これらはオフィシャル販売されていない,バッティングもされていない要はシングルキャスクストレングス),オフィシャルの10年と12年(だったかな?アレ?Aberlourのオフィシャルは15年じゃなかったっけ?アレ?記憶不詳・・・),それから「a'bunadh」。と,都合6杯(ちゃんとそれぞれ1ショットずつ)飲ませてくれるのです。もう,試飲ダケでべろんべろんです。 見学と試飲で所要時間は2時間程度かかります。このような(非常に丁寧な)ツアーをする為,ツアーは完全予約制になっているので要注意。午前と午後に1回ずつしかやっていない。見学と試飲で上記のように試飲でべろべろになってしまうので,2時からの午後の回に参加するのがオススメです。 ちなみに。「a'bunadh」ですが,最後の「dh」は発音せず,「アブナー」と読むのが正しい読み方なのだそうです。使えない蘊蓄として,等blog読者諸賢にご報告申し上げる次第。
by electrostatics
| 2007-10-11 22:45
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