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「オペラ座の怪人」をHer Majesty's Theatre, Londonに見に行く。
こないだLeedsでCatsを見て楽しかったのでつい勢い付いてしまい。ロンドン三越で用事を済ませた後で直接劇場へ行って当日券があるか聞くと,一階の一番高い席の一番後ろの処にダケあると。もうこう云うのはイキオイなので,買う。実際,完全に満席だった。まぁ金曜日の晩だしね。 オペラ座の怪人は映画版を見たコトがある。ので,英語が解らなくてもストーリーは解っている。これがメリットかと思っておったのだが,両面あるわね。とにかくストーリーが解るのは良い。んだけど,次にどんなコトが起こるのか解って見ているってのもどうにもナ。 それから,映画と舞台ではそれはもう全く条件が違うんだから,違うものとして見て楽しめば良いんだけど,どうしても映画版が基準になって見比べてしまうのでどうも。逆の順序なら良いんだろうけど。当然,映画版の方が演出自由度が圧倒的に高いしスケールがでかいワケで。 いや,勿論。劇場版の舞台演出はそれはそれで非常に楽しいモノであったし,例のシャンデリアがじゃじゃーん。ってのはとてもステキ。 ミュージカルなんてまずめったに見ないワケですが。って云うか,見たことあるのは「マンマミーア」と「Cats」とコレで3個目。前の二つはどっちかって云うとケレン系ではある。オペラ座の怪人はイヨイヨ的に大本格?で結局つまりは,云わずもがなに当然だけど,台詞の代わりに歌,なお芝居ではある。なんかもっと歌って踊って嬉し楽しい舞台なのかと思っていたが,芝居の方がメイン。それって当然なの?まぁ舞台にも依るのか。 例えば,一番楽しみにしていたのは「マスカレード」のシーンだったのだが,どうも狭い舞台にヒトがいっぱい過ぎて踊りのスケールもあまり大きくないし,どうもなぁ。これも映画版と比較してしまうのがいけないのカモ知れないんだけど。もうちょっと人数を少なくして,もっと踊りのスケールを大きくした方が良いのに・・・。 劇中劇なオペラのシーンは,これもまた概ね舞台裏とか「練習」とかのシーンで微妙に「ヘタウマ」に演出されているのも,それがそれでそう云う演出なんだと理解しつつも,純粋に楽しめず。怪人のせいで起こる舞台裏の混乱ぶりを描くのであるからそのようにならざるを得ないのだろうがしかし。もっとガツンとしたモノがあっても良いのでは。 客席の我々は劇中劇の中の観客だったりもして,このあたりは舞台版ならではの楽しい演出ではある。その他,舞台装置の入れ替えやそれに合わせた場の展開とか,そう云うのはまぁ面白いわよね。 個人的結論的には「オペラ座の怪人」は映画版の方が好みである。 「Cats」の歌って踊ってのノーテンキな舞台の方が見ていてラクチンで楽しいカモなぁ。次はナニを見に行こうか?まぁ当分は全くあり得ないんだけど。
by electrostatics
| 2008-03-31 15:48
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