思わずと云うか結局と云うかテレビ齧り付きで見てしまった北京五輪の開会セレモニー。張芸謀(チャンイーモウ)は天才だと思った。一つ一つの演出には好みでナイ部分もあったけど,あのスケールのあの世界観とその構成力は凄い。
- ディジタル&人海戦術。これが実になんと云うかその構成力と云い,その世界観と云い,すごいと思った。
- なによりもそのオープニングには痺れた。太鼓を叩くと光る四角いピクセル。実際には「人力」なので動作が微妙にノイジーでそこがまた風情があるっちゅーかなんちゅーか。
- それから「活字」の処が格好良かった。ここもまた人海戦術であり,ピクセル・ディジタルイメージを使っている。結局,そう云う処が好きだった,ってコトなんですかね?>自分。
- 船+羅針盤の演出は好みでない。もうちょっとナニか(羅針盤自体の)やりよう見せようがあって欲しかったような。
- LEDマスゲームは美しかった。
- 「球体」の処はすげーチカラワザだけどなんかイマイチ。
- グラウンドに「巻物」を広げて,と云う演出で,そのグラウンド部分がモニターになってたよね。凄い輝度だと思ったんだけど,どう云う種類のモニタだったんだろうか?高輝度LEDなの?アレ?
- 「鳥の巣」の上の壁,と云うか屋根部分のプロジェクタもすごかったですね。グラウンドの輝度に比べると暗かったからアレはプロジェクタだったのか?あの屋根一周プロジェクタは常設なのかしら?すげー。
- 聖火点火の演出は悪くなかったけど,屋根モニターでの巻物展開と釣り下げられたヒトの移動のシンクロがイマイチだったのは惜しかった。聖火台を見上げるカメラアングルは明らかに失敗だったと思うが,グラウンド中央は選手団で占められているワケで,仕方がなかったのかしら。
- 花火すげー。
- 花火のfootprint演出は美しかった。
- 花火とにかくすげー。
- 後に裏話で,人工降雨ロケットを郊外で1000発撃ってスタジアム周辺の降雨を防いだと云うコトであったけど,ソレってホントにそんなに効くのかしらね?